折り紙のくす玉!立体な作り方と簡単でかわいい折り方・7作品
折り紙のくす玉を作ってみたいけど、どんなくす玉を作りたいかまだイメージができない。折り紙の枚数は何枚必要なのか、どんな種類のくす玉が簡単なのか、かわいいのか。
そんな方向けに、基本的な折り紙のくす玉を全部で7作品ご紹介します。
このページを見て頂きたい方
- 立体なくす玉の種類を知りたい
- 簡単な(または難しい)くす玉を知りたい
- かわいいくす玉の作り方を知りたい
折り紙のくす玉(立体)
折り紙の気持ちでご紹介する立体な折り紙のくす玉はこちらです。
折り紙のくす玉(立体)一覧
種類の数 | くす玉の一覧 |
---|---|
1 | 6枚のくす玉 |
2 | 12枚のくす玉 |
3 | 15枚のくす玉 (トゲトゲのシャープローズ) |
4 | 30枚のくす玉 |
5 | 90枚のくす玉 |
6 | 星のくす玉(30枚) |
7 | 花のくす玉(60枚) |
さらにわかりやすく説明している記事は画像とリンクのクリック先にあります。
リンク先にある記事は、折り図の画像、テキスト、YouTube(ユーチューブ)動画で折り方を解説しています。
立体なくす玉の作り方・折り方
立体なくす玉を8種類(6枚で作るくす玉、12枚で作るくす玉、15枚で作るくす玉、30枚で作るくす玉、90枚で作るくす玉、星のくす玉、花のくす玉、のり不要なくす玉)集めてみました。
折り紙のくす玉の種類
折り紙の気持ちでご紹介するくす玉の組み立て方(ユニット)は、大きく分けて2種類あります。
基本的には、薗部式とそれ以外と考えてください。
薗部式
- 12枚のくす玉
- 30枚のくす玉
- 90枚のくす玉
それ以外
- 6枚のくす玉
- 15枚のくす玉(トゲトゲのシャープローズ)
- 星のくす玉
- 花のくす玉
※それ以外のくす玉は、すべて作り方が違うので細かく言えば5種類。
薗部式
薗部式とは、正方形の紙を平行四辺形に折ったパーツを組み合わせて作るユニットの折り紙です。
折り紙の枚数 | 面体の数 | 尖った角の数 |
---|---|---|
6枚 | 12面体 | 8 |
12枚 | 24面体 | 14 |
30枚 | 60面体 | 32 |
90枚 | 180面体 | 92 |
120枚 | 240面体 | 122 |
270枚 | 540面体 | 272 |
270枚ともなるとすごい数の多面体ですね。
(薗部式で作る6枚、120枚、270枚のくす玉はこのサイトではご紹介しておりません)
また、薗部式の起源は詳しくわかっていませんが、園部光信と高浜利江が作成者ではないかといわれています。
くす玉の組み立て方・ユニット
くす玉の組み立て方(ユニット)は2種類です。
のりを使うか。
のりを使わないか。
のりを使わない組み方は、パーツを組み合わせながらつなげていく方法です。
つなげ方
くす玉のつなげ方は、必ずのりを使う場合と使わない場合で違いがあります。
のりを使わない場合のつなぎ方は、パーツとパーツを重ねて組み合わせられる部分があります。(隙間に三角形の角を入れられる部分など)
逆に、必ずのりが必要なくす玉は重ねて組み合わせる部分がありません。そのため、のりを使わないとつなげられないのです。
折り紙のくす玉の簡単な作品
折り紙の気持ちでは、くす玉の中でも簡単な作品をご紹介しています。勘の良い方はすぐわかると思いますが、作品の中でも枚数が少ないほど簡単に作ることができます。他にも、ほぼすべてのくす玉に共通する簡単な点があります。
それは、くす玉の作り方。基本的なパーツの折り方とユニットの組み方が分かれば、単純な繰り返し作業の連続だからなのです。くす玉以外の折り紙と比べると、意外とシンプルな作り方でしょう。
折り紙の気持ちの簡単なくす玉
- 6枚のくす玉
- 12枚のくす玉
折り紙の難しいくす玉
初心者向けのくす玉をご紹介していると、難しい複雑なくす玉も作りたいですという方もいらっしゃいます。
先ほどもお伝えしたとおり、くす玉は単純な繰り返し作業なので、難易度は折り方や組み方ではなく時間が勝負どころでしょうか。ご紹介するくす玉の中には6時間、7時間かかるものもあります。
すぐに作ることができない点で、枚数が多いほど難しいくす玉ですね。
もし、難しいくす玉を作りたい場合は、各記事の1番上にある画像の左上に作業時間が書いてあるため、その時間を目安に作りたいくす玉を選んでみてください。
余談ですが、おばあちゃんが入居していた高齢者施設では、1日15分ほどの作業(作業しない日もある)を1ヶ月かけて折り紙の作品を入居者さんで作っていました。長い目で計画を立ててみると難易度もグッと下がりますね。
折り紙の気持ちの難しいくす玉
- 90枚のくす玉
- 花のくす玉
折り紙のくす玉のかわいい作品
折り紙のくす玉をかわいい作品に仕上げるためには、4つのポイント「色、紐、サイズ、形」があります。
例えば、Google検索で「折り紙のかわいいくす玉」と入力して画像の検索結果をみてください。ピンク色のかわいいくす玉や紐付きのストラップみたいな可愛いくす玉もあります。
画像からではわかりにくいですが、サイズ感や形も重要です。ミニサイズで小さいくす玉は、くす玉の子どもみたいで可愛いですよ。作ってみるとわかりますが、くす玉は失敗するといびつな形になっちゃいます。綺麗で丸いコロコロしたボール型のくす玉が一般的に好かれているでしょう。
これがすべてではありませんし、自分好みの工夫やアレンジを加えて可愛さを作ってみてくださいね。手作り感のある作品が1番かわいいと思います。
折り紙のくす玉・ミニサイズ
ミニサイズのくす玉は、パーツとなる紙のサイズが決めてです。小さい用紙を使うことで、ミニサイズの薬玉が作れます。ただし、折り紙1枚(15cm×15cm)を16枚に分けてしまうと折り紙を組み立てるまとめ方が難しくなってしまうのでご注意ください。
大きいくす玉
大きいくす玉を作りたい場合は、逆に大きいサイズの用紙を使いましょう。折り紙1枚をそのまま使うといいでしょう。ただし、使用枚数が多いくす玉を作る場合は折り紙がたくさん必要になってしまうのでご注意ください。
折り紙のくす玉をおしゃれにする
ご紹介している基本的なくす玉は、シンプルなものばかりです。(15枚で作るシャープローズや花、星のくす玉は例外)
そのままでも十分綺麗なくす玉ですが、もっとおしゃれにしたいという方もいらっしゃいます。淡い色を使ってみたり、紐で吊るしてみたりしておしゃれ感を出す方法があるでしょう。
折り紙の気持ちでは、和柄の用紙をくす玉用の折り紙として使ってみることをおすすめします。洋風なくす玉ももちろんおしゃれですが、日本文化といわれる折り紙なので和風なくす玉も乙ですよ。
折り紙のくす玉をインテリアとして飾る
折り紙のくす玉を作ったらインテリアとして飾ってみましょう。置き物として玄関や棚、テーブルにちょこんと置いてみたり、天井から吊るしてみたり、ガラスに何個も入れてみたりなどなど色々な飾り方があります。
RoomClipさんのくす玉で飾るインテリアの実例が参考になるはずです。
普段のインテリア以外にも、クリスマス、七夕飾り、お正月、結婚式といったイベント毎や夏、秋など季節の変わり目に飾ってみるのもおしゃれですね。
友だちはくす玉のプレゼントを贈ったこともあるそうです。それを聞いたら、保育園や幼稚園の運動会のメダルの代わりにくす玉を贈ってみるのも良さそうって思いましたね。
それでは、シンプルなくす玉じゃ物足りない方向けに、ふさ(タッセル)の作り方と吊るし方(紐の付け方)をご紹介します。
くす玉のふさ・タッセル
くす玉のふさ(タッセル)の作り方は、2ステップです。(拡大やスマホを横向きにすると見やすいです)
時間:6分
必要なもの:長い紐1本、短い紐2本
その他道具:はさみ、洗濯バサミ、スプーン
くす玉のふさの完成イメージ
くす玉のふさの完成イメージを頭に入れましょう。
ふさを作る道具を用意する
ステップ1は、ふさを作る道具を用意します。まずは「はさみ・長い紐1本・短い紐2本・洗濯ばさみ・スプーン」を準備しましょう。短い紐1本をスプーンに合わせて、洗濯バサミで紐がずれないように止めます。スプーンと短い紐が中に入るように長い紐でぐるぐる巻きにしてください。(ふさ・タッセルの本体部分)ぐるぐるに巻いたら、短い紐が邪魔にならないように洗濯バサミで止めましょう。
ふさ(タッセル)の完成!
ステップ2で、ふさ(タッセル)の完成です。2本目の短い紐を赤い矢印の穴に入れて1周させます。1周させた2本目の短い紐をギュッとしばりましょう。ふさの頭が完成します。ふさの頭と反対側部分をはさみで切ったら、ふさ(タッセル)の完成です。
くす玉のふさ(タッセル)はうまくできあがったでしょうか?難しいと感じた方は、動画も確認してみてくださいね。
紐について「リリアン糸で作らないといけないんですか」とよくある質問がありますが、必ずしもリリアン糸を使う必要はありません。この記事でも刺繍(ししゅう)糸を使っていますし、毛糸でもかわいく仕上がります。
今回はスプーンを使って作りましたが、髪のくしなどスプーンに似たような形状であれば、何を使っても大丈夫です。
作りたいふさのサイズで決めてもいいでしょう。
小さいサイズは、スマホのストラップとしても使えますね。
(左側:髪のくしで作ったタッセル、右側:スプーンで作ったタッセル)
紐の付け方・糸の通し方
くす玉の紐の付け方(糸の通し方)は、まずこの3つを用意してください。
- くす玉
- 紐
- シール(セロテープなど)
紐の先にシールを貼って、くす玉にできる穴から糸が出せる場所にシールを貼ったら、完成です。無理やり糸を通すことがないので、ストレスフリーな紐の付け方ですよ。
今回はふさを取り付けたくす玉をご紹介していますが、ふさの代わりに吹き流しを取り付けてみてもいいでしょう。ただし、吊るすモノの重さによっては、粘着性が強いシールを使う必要があるのでご注意ください。
くす玉の吊るし方
くす玉の吊るし方は、いろいろあると思いますが、セロハンテープで天井から吊るすのが基本でしょう。そのほかにも、大きめの観葉植物の枝から吊るすこともありますね。
くす玉の風鈴
補足情報ですが、6枚のくす玉にふさではなく、長方形の紙を吊るしてあげるとくす玉の風鈴ができ上がります。夏にぴったりなので、ぜひ試してみてくださいね。
折り紙のくす玉の本
終盤になってきましたので、くす玉の本をご紹介したいと思います。実は本屋さんや図書館に置いてあるくす玉の本は、難しい折り方が多いです。そのため、基本の折り方を扱っている折り紙の気持ちのサイトでくす玉を何個か作ってみてから手を出してみてください。(失敗した体験があります)
販売されている本の中でも、簡単な本を選んでみましたので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
はじめてでも組める くす玉おりがみ 一番わかりやすい多面体おりがみの作り方
まとめ
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
以上で、どんな折り紙のくす玉があるかイメージできたと思います。作ってみたいくす玉が思い浮かんだら嬉しいです。
作品が多くて何から手をつけていいか分からない方は、簡単にすぐ作れる6枚か12枚のくす玉から作ってみてはどうでしょうか?
もし、物足りなかったら、ふさ(タッセル)を作ってくす玉のストラップにも挑戦してみてくださいね。